QQEnglish（カランメソッド正式認定校）まとめ
今回は、カランメソッド正式認定校でオンライン英会話の老舗・QQEnglish
を見てみます。
カランメソッドとは
QQEnglishの特長といえば、カランメソッドがまず挙げられます。
カランメソッドとは、講師による1000本ノックのような方法で、生徒は「ウーン…」と考える暇がないままに、次々に講師が浴びせてくる英語の質問に英語で即答していきます。
ちょっとスパルタチックな気がしますが、そこはよく考えられた方法論で、生徒ひとりひとりのレベルに合った「強さ」で英語がぶつけられるので、ギリギリ何とか答えられるくらいの内容になっています。
逆に言えば、それだけ、講師にスキルが求められる方法とも言えるでしょう。
短い時間に神経を集中しなければならない分、高い学習効果が期待でき、上達スピードは通常の４倍とも言われます（※４倍速の英語で会話するのではありません）。
英語で英語を学ぶ
講師から浴びせられる英語は、生徒の現時点での能力に合わせたレベルの語彙・文法で構成され、講師が発する英語から、さらに新しい単語・文法を学習することになります。
母国語（日本語）は一切使いません。
母国語に翻訳する暇がない
カランメソッドの最大の狙いは、母国語に翻訳せず、「英語を聞いて英語で即答できる」ようになること。
そのために、初めから、母国語に翻訳する暇を与えないように、どんどん英語で追い込んでいくようなトレーニングがされます。
基礎体力を向上させながら
カランメソッドは、既存の語彙力、文法力の範囲内で完結するトレーニングではなく、トレーニングを通じて、さらに新しい語彙、文法をも吸収していくため、同じ引き出しを使い回すのではなく、引き出しそのものを増やしていくことも狙っています。
ヒント＆訂正
英会話に自信のない人にとってはハードルが高そうにも思えますが、生徒が答えに窮していると講師が判断した場合、ヒントを促すなどして、とにかく「時間の空白」を作らないように進行します。
また、当然のことながら、生徒がパーフェクトな英語で返すことは予定されておらず、生徒が直感で答えた英語を、講師がその場で訂正し、訂正された英語を生徒は反復する…といったことの繰り返しによって、単なる「スピードごっこ」に陥らないように工夫されています。
「意味さえ通じればいい」から脱却
よく、「カタコトの英語でもジェスチャーを交えれば、なんとか意味は通じるもの」などと言われますが、そのレベルの英語力で満足しないためには、「修正」というプロセスがどうしても必要です。
この「修正」というプロセスは、なかなか独学では身につかないもので、その点、「たくさん話し、その都度、訂正される」カランメソッドは、とても理にかなっているといえるでしょう。
イギリス人 ロビン・カラン氏が考案
このカランメソッドは、イギリス人のロビン・カラン氏によって考案されました。
カラン氏は20代前半の頃、英語を教えるためにイタリアのサレルノに行きましたが、そこで期待された方法が非効率的で退屈なものと感じました。
カラン氏は、言語学習のメカニズムに強い関心を持ち、英語の教え方を根本的に改善できると確信。しばらくイタリアにとどまり、そこで英語学習方法の本を書き始め、その方法を10年間にもわたって実践。その目覚ましい効果で高い評価を得るに至ります。
イギリスに戻ってからは、ロンドンのオックスフォードストリートで英語学校を開校。カランメソッドは人気を博し生徒数は増え、学校は広い敷地に引っ越すことになりました。
カラン氏は2014年に81歳で亡くなり、このオックスフォードストリートの学校も閉鎖されましたが、カランメソッドオーガナイゼーションはさらなる成長を続けており、今日、世界中で本の出版や新商品の開発、講師のトレーニング、認定サービスが行われています。
プロ講師
QQEnglishがカランメソッドの正式認定校である以上、上記のとおり、講師には特別なスキルが求められます。
いわば、講師全員が「カランメソッドのプロ」ということになります。
詳細⇒【QQ English】1,300人の正社員「プロ教師」で安心のレッスン品質
低価格
カランメソッドの特殊性や専門性からして、これを体験するには相応のコストがかかってもやむを得ないと考えられますが、現在のところ、びっくりするようなリーズナブルな料金で受講できます。
それを可能にしているのが、フィリピン在住のプロ講師によるオンライン授業です。
※2020年現在、日本とフィリピンの間には、大きな物価の差があります。
＜料金プラン＞
月8回（週2回のペース）のコースが月額3,685円。
ほか、
月16回 月額6,680円
月30回 月額9,680円
子供専用プラン月4回 月額1,980円
があります。
回線が安定
オンライン英会話では、時折、回線が不安定ゆえに授業がスムーズにいかないことがあります。
この点、QQEnglishは、講師の勤務地が自宅ではなく、専用のオフィスなため、常時、安定した通信環境の下でレッスンを受けることができます。
日本人スタッフのサポート
カランメソッドはすべて「英語でやりとり」するので、レッスン中は英語しか使いませんが、そこに至るまでのプロセスで不明な点があったり、受講後の方法などで疑問が生じた場合には、日本人スタッフによるサポートがあります。
詳細⇒【QQ English】安心の日本人サポートとレッスン保証制度
英語学習のヒント
カランメソッド及びQQEnglishから得られる英語学習のヒントとしては、次のような点が挙げられるでしょう。
１）アウトプットの量
２）アウトプットスピード
３）すぐに修正
QQEnglishに頼らずにこれらを実践するのは簡単ではないかもしれませんが、例えば…
「英語で話す」典型的なパターン（実践で使える文法）を覚える
→自分の思ったことをパターンに当てはめながら、どんどん英語で表現（話すor書く）してみる
→音声アプリやグーグル翻訳で「英語⇒日本語」で意味が通じるか確認する
→音声アプリやグーグル翻訳で「日本語⇒英語」で答え合わせしてみる（ただし、あまり正確な答えは期待できない）
→問題ないと思ったらSNSで発信する
のようなことを繰り返し行って行けば、脳が英語に慣れていくことにはなるでしょう。
また、オンライン英会話一般の注意点として、
・通信の安定
・講師の質
といった重要ポイントを教えてくれました。
